エルマルコが協賛するウェビナー「エレクトロスピニング・ウェブシリーズ」が7月15日より約1年にわたって開催されることになりました。
四半期ごとにテーマが設定され、各テーマごとにそれぞれフォローアップ講座が用意されています。
第1回目のテーマは「Scaleup and Industry Translation スケールアップと商業生産への転換」です。
エレクトロスピニングによるナノファイバーの商業生産にはいくつかの課題もありますが、実行可能であることを本ウェブシリーズでご理解いただくことができます。エレクトロスピニングのスケールアップと商業生産に関する課題とソリューションについて産業界、そして学術界から専門家を招き、4回に分けてお話を伺います。
※時差のため開催時刻が日本時間の深夜となっております。予めご了承ください。
キックオフイベント

2021年7月16日(金)  夜12:00 AM – 1:30 AM
参加費:無料
言語:英語

 

初回はキックオフイベントとして、今後登場する各パネリストの紹介とともに、エレクトロスピニングのスケールアップ化について幅広くディスカッションを行います。


フォローアップ講座「Lab to Fab 研究から製造へ」
2021年7月30日(金)  夜12:00 AM – 1:30 AM 
参加費:無料
言語:英語
スピーカー:Ericka Ford, PhD., Assistant Professor within the Wilson College of Textiles
エレクトロスピニング・テクノロジーのスケールアップ化に関連した装置、実験、そして技術的なトラブルシューティングについて解説を行います。
ノースカロライナ州立大学ウィルソンテキスタイルカレッジの助教授であるDr. Ericka Fordは、水ろ過、生物医学センサーなどへナノファイバーを応用するための研究を行っています。研究室ではノズルを用いないロール to ロールのエレクトロスピニング・システムを用いており、そこから得た「Lab to Fab 研究から製造へ」の考察をご紹介します。

フォローアップ講座「Building Your Commercial Plant 商業プラントの建設」

2021年8月13日(金)  夜12:00 AM – 1:30 AM   
参加費:無料
言語:英語
スピーカー: Ivan Ponomarev PhD., Head of Chemistry And Technology at ELMARCO

エルマルコのケミカル研究部門のチーフ、イワン・ポノマレフがスピーカーとして登場します

本ウェブシリーズのメインテーマであるエレクトロスピニングによるナノファイバーの商業化についていち早くお知りになりたい方は是非ご参加ください。エルマルコは、プロトタイプ用のラボ装置から1日あたり数万平方メートルを生産する大型の製造装置までを提供するエレクトロスピニング装置製造メーカーです。今回は、商業用エレクトロスピニング・プラントの建設についてご紹介いたします。


フォローアップ講座「Supply Chain  サプライチェーン」

2021年8月27日(金)  夜12:00 AM – 1:30 AM  
参加費:無料
言語:英語
スピーカー: Michele Crane, Business Development Manager at Arkema

エレクトロスピニングのスケールアップを図るプロセスには、さまざまな業界にわたって多くのプレーヤーが関与します。 原材料サプライヤーからエレクトロスピニング装置メーカー、ケミカル調合、エンドユーザーに至るまで、スケールアップを図るためには、それぞれにおいてもスケールアップ化を行う必要があります。

アルケマ社のMichele Crane氏は、先端材料分野のビジネス開発リーダーの観点から、それが何を意味するのかを解説します。 アルケマ社は、高性能コーティング材、化学薬品、その他の材料の世界的なサプライヤーです。エレクトロスピニング技術のスケールアップ化に対するニーズの高まりと、材料生産の全体像についてご紹介します。


フォローアップ講座
「Mitigating Defects and Hitting Specs  欠陥の軽減と仕様の追究」

2021年9月10日(金)  夜12:00 AM – 1:30 AM 
参加費:無料
言語:英語
スピーカー: David Yeung, Co-founder and CEO, Lionrock Batteries Limited

周辺環境から受ける影響、予測しなかったウェブの堆積、繊細な材料などなど・・・、ナノファイバーを生産する際に発生する様々な問題に頭を悩ませることともあるかもしれません。しかし、スケールアップを図るのに困難はつきものだ、などと考える必要はありません。フレキシブルエレクトロニクスを製造するライオンロック・バッテリー社の共同創設者兼CEOであり、ナノファイバー技術の専門家であるDavid Yeung氏が貴重な経験に基づく情報を皆様にご紹介します。

ナノファイバー生産のスケールアップ時における品質とプロセス制御の重要性が理解でき、スケールアップを図りながらも目的とするナノファイバー材の仕様を満たすためのヒントが得られることでしょう。

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第2回目以降のテーマは次のとおり予定されています。フォローアップ講座の詳細は追ってお知らせします。
第2回目::2021年10月7日、21日、11月4日、18日
Electrospinning in Medicine 医薬におけるエレクトロスピニング
第3回目:2022年1月6日、20日、2月3日、17日、3月3日
Electrospinning in Electronics and Sensors 電子機器とセンサーにおけるエレクトロスピニング
第4回目:2022年4月7日、21日、5月5日、19日、6月2日
Electrospinning for Textiles and Large Area Applications テキスタイルおよび大面積用途向けのエレクトロスピニング

 

「エレクトロスピニング・ウェブシリーズ」について
このウェブシリーズはエルマルコがエレクトロスピニング装置メーカーとしてパートナー関係を結んでいるDiPole Materials 社(アメリカ、メリーランド州ボルチモア)が主催、エルマルコが協賛しています。
DiPole Materials 社はカスタムナノファイバー製品の研究開発と製造サービスを提供しています。DiPole Materials 社の親会社であるMateric社はエレクトロスピニング、ナノ粒子分離、テキスタイル処理、3D印刷材料、特殊インク、マイクロカプセル等のカスタム製造プロジェクトを受託し、企業の基礎研究から製品化までをスピーディーに進めるためのサポートを行っています。
「エレクトロスピニング・ウェブシリーズ」公式サイトはこちら(英語)
エルマルコのホームページはこちら(英語)