NS 1S500U はエルマルコの量産型装置のうち最も小型タイプのナノファイバー製造装置で小量生産に適した機種です。独立型の本装置はナノファイバーの生産装置としてだけなく、高性能なラボ用装置としての特長もあわせもちます。
- 小量の生産時
- 応用研究のサンプル作製時
NS 1S500U はポリマー連続供給のための蠕動ポンプを搭載しており、フルタイムシフト操作が可能です。また内蔵型一方向基材巻き出し・巻き取り装置によって効率的に少量生産を行うことができると同時に、高粘度のポリマー溶液の処理能力も向上させました。
NS 1S500U はエルマルコ独自のニードル、ノズルを使用しない機構により NS 4S1000U、NS 8S1600Uの上位機種への移行がスムーズかつ生産量のスケールアップを容易に行うことができます。
NS 1S500Uではさまざまな種類のポリマー・基材の使用が可能です。また、拡張された操作性によって高い汎用性をもつエレクトロスピニング装置です。
- 連続供給 / バッチ操作モード
- ナノファイバー層有効幅:500mm
- 内蔵型基材巻き出し・巻き取り装置
- 基材ロールの最大外径:400 mm
- プロセスデータのトラッキング、PCによるデータ解析も可能
操作パラメーター
NS 1S500U | |
スピニング電極数: | 1 |
スピニング電極幅: | 500 mm |
ナノファイバー層有効範囲: | 300 – 500 mm |
電極間距離: | 120 – 240 mm |
基材送りスピード: | 5 – 5000 mm/min |
プロセスに必要なエアー量: | 30 – 250 m3/h |
連続供給モード サイクルタイム: | 約8時間 (ポリマーや溶媒の種類による) |
バッチ操作モード サイクルタイム: | 約 60分 (ポリマーや溶媒の種類による) |
立ち上げ時間: | 最大30分 |
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